Answer
移動作業車の種類は、一般に架設される橋梁のウェブの数、最大施工区分長、橋体幅員および作用モーメントによって決まります(表7)。
種別 | 一般型 | 大型 | 波形ウェブ型 | |||
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主桁数 | 2主桁 | 3主桁 | 4主桁 | 4主桁 | 2主桁 | 2主桁 |
橋体幅員 | 14m以下 | 17m以下 | 20m以下 | 24m以下 | 14m以下 | 14m以下 |
最大容量 | 1,960kN・m (200t・m) |
2,940kN・m (300t・m) |
3,920kN・m (400t・m) |
3,920kN・m (400t・m) |
3,430kN・m (350t・m) |
2,450kN・m (250t・m) |
最大施工ブロック長 | 4.0m | 4.0m | 4.0m | 4.0m | 5.0m | 5.0m |
移動作業車質量 | 59t | 84t | 117t | 125t | 84t | 85t |
表7の要素中、一要素でも限界を超えた場合には、一ランク上の移動作業車を選定しなければなりません。移動作業車質量は標準とされる質量であり、実際の質量と若干異なる場合があります。なお、上表質量には、主桁(メインフレーム)、油圧機器、電動走行装置、小機材を含んでいますが、型枠、屋根材、床材、防護材、作業荷重は含まれていません。
作用曲げモーメントは、図31に示す式により算定します。なお、使用する移動作業車の許容曲げ耐力(最大容量)は、最大作用曲げモーメント以上とします。
M = W × L × g (kN・m) |
ただし、 |
図31 作用曲げモーメントの計算 |