工法の特徴

カンチレバー工法は、地上支保工なしで橋脚又は橋台より張出し施工するコンクリート橋の架設工法です。この方法には、以下のような優れた特徴があります。

適用範囲

  • 連続桁橋やラーメン橋のほか、斜張橋、エクストラドーズド橋の架設に適しています。さらに、長スパンを有するアーチ橋の架設にも適用されています。

適用スパン

  • 適用スパンが50~500mと幅広く、特に長大スパンの橋梁に適しています。

経済性

  • 大がかりな架設装置を用いないため、長スパンの橋梁を経済的に施工します。

桁下状況

  • 地上からの支保工を必要としないので、深い谷、流量の多い河川や海上、交通量の多い街路上等での架設に適しています。

施工性

  • 移動作業車内で工事が進められるので、気象条件に左右されず効率的かつ安全に施工できます。
  • 3~5m毎に分割して、同一作業の繰り返しで施工するため、作業者の熟練が早く品質の向上が図れます。
  • 各施工区間毎に誤差の修正が可能なため、施工精度を高めることができます。
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