Q-28 波形ウェブ橋のカンチレバー架設で、通常のPC橋と異なる事項はありますか。

Answer

施工は、基本的にはPC橋と同じですが、移動作業車には波形ウェブ型が必要になります。波形ウェブ型の移動作業車では、電動チェーンブロック等の装備により、波形鋼板を吊込み架設することが可能です。また、柱頭部から移動作業車までの波形鋼板運搬のための設備として、自走台車等が必要となります。表9に、標準的な2主桁、橋体幅員14m以下の場合の移動作業車の諸元を示します。これ以外の条件の場合には、別途検討する必要があります。

表9 波形ウェブ橋の移動作業車
種別 波形ウェブ型
主桁数 2
橋体幅員 14 m以下
最大容量 2,450 kN・m (250 t・m)
最大ブロック長 5.0 m
移動作業車質量注) 85 t

注)メインフレーム、油圧機器、電動走行装置、小機材等を含むが、屋根材、足場材、床材、防護材、型枠等は含まない。

上記以外の事項については、当協会発行の「プレストレスト・コンクリート橋 カンチレバー工法技術資料」を参照してください。

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