Answer
柱頭部は、移動作業車が組立て可能な最小長さが必要であり、一般に支保工により施工されます。柱頭部の支保工は、鋼製のブラケットを柱頭部に取り付ける方法が多く用いられます(図13)。柱頭部の施工にかかる日数は、主桁数や幅員のほか、桁高によってもコンクリート打設量(リフト)が異なるため、計画の際に注意が必要です。
なお、柱頭部の必要長さは、Q-25を参照してください。
図13 ブラケット式支保工例
ブラケット式支保工設置上の注意事項は、次の点です。
- ブラケット本体の設置、撤去のための作業足場が確保されていること。
- 仮設PC鋼材の緊張作業および解放作業の足場が確保されていること。
- 仮設PC鋼材およびアンカーボルトを、正しく施工しておくこと。